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三善晃「五つの童画」/ローリゼン「薔薇の歌」
/O Come, all ye Faithful(神の御子は今宵しも) ほか

2010年12月10日

【新着情報 2010.12.10】
三善晃「五つの童画」/ローリゼン「薔薇の歌」
/O Come, all ye Faithful(神の御子は今宵しも) ほか

こんにちは!みんなの合唱 更新情報です。

 今週はまず、三善晃さんの組曲「五つの童画」をお送りします。
 発表からすでに40年以上を経ている作品ですが、その魅力は年月や知名度といった要因を遥かに超えて、合唱ファンの心をとらえつづけています。
 合唱界でもおなじみの高田敏子さんの詩が綴るのは、子供が描いた絵のような寓話的な物語。その中には、生きることや愛することなど、とても身近なのにとてもとらえがたい、人が抱える大きなテーマが包み込まれています。音楽はおどけたような場面もあれば洒脱な雰囲気、ドラマチックな展開など、テンポや音色が次々と変化していき、詩に寄り添ったり拮抗したりしながら作品の世界を描き出しています。言葉によって成り立っているのに、言葉にできない心の奥深くの感覚に満たされるような、感動的な作品です。
 コンクールなどでも頻繁に演奏されていて、みんなの合唱でも全日本合唱コンクールの演奏を配信中のこの組曲、今回は、かつて「合唱団OMP」としてコンクールでも大活躍した名門団体、「合唱団 響(きょう)」の演奏で全曲をお届けします。

 続いては先月も登場したモートン・ローリゼンの作品から。
 「薔薇の歌」は、オーストリアの詩人リルケがフランス語で書いた詩に作曲したもの。で、作曲したローリゼンはアメリカ人...何だか複雑ですが、作品の美しさにはそんな違和感をすっかり忘れさせられます。軽やかな曲にもしっとりした曲にも共通する、言葉と音のなめらかな流れは、フランス歌曲(シャンソン)ならではといった感じです。
 そして「O nata lux」と「O magnum mysterium」の2曲は、どちらも悠然とした進行と、控えめながらも陰影の美しい不協和音が、静かで穏やかな気持ちにさせてくれます。
 先月ご紹介したのはイタリア語のマドリガル、今回はフランス語のシャンソンにラテン語の宗教曲と、言語やスタイルは違いながらも、やはりどの曲にも作曲家独特の透明感が漂っていて、多くの方に人気があるのも納得ですね。

 そして最後はクリスマスにまつわる曲を。
 「聖家族たちへの羊飼いたちの別れ」は、フランスの作曲家ベルリオーズ(明日12月11日がお誕生日です)の作品「キリストの幼時」からの1曲です。「宗教的3部作」という構成のこの作品、最初に「聖家族たちへの羊飼いたちの別れ」だけで発表されたのですが、そのときベルリオーズは自分の名前を伏せて(17世紀の架空の人物の名をかたって)発表したのだそうです。とても型破りな音楽を作曲していた彼は批評家達に酷評されていて、じゃあ違う雰囲気の曲を正体を明かさずに発表したらどうなるんだ?ということでやってみたら大評判になったとか...(もちろんあとで自分の作品だと公表しました)。本人にとっては複雑な気持ちだったのでは??
 そしておなじみの「O Come, all ye Faithful(神の御子は今宵しも)」と、もう1曲はブリテンの「コーパス・クリスティ・キャロル」。中世の聖歌を元にした素朴で独特の雰囲気をもった旋律は、少年合唱団の透き通った歌声がとてもしっくりきます。

◇コラム更新情報

 週刊ブルーアイランド(青島広志氏)…12/8 UP

◇着うたフル更新情報

 ♪合唱組曲「五つの童画」
  風見鳥
  ほら貝の笛
  やじろべえ
  砂時計
  どんぐりのコマ
   作詩:高田敏子/作曲:三善晃
   演奏:合唱団 響

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 ♪Les Chansons des Roses(薔薇の歌)
  En une seule fleur
  Contre qui, rose
  De ton reve trop plein
  La rose complete ~ Dirait-on
   作詩:ライナー・マリア・リルケ

 ♪Lux aeterna(ルクス・エテルナ)から
  O nata lux(おお、光よりの光)

 ♪O magnum mysterium(おお、大いなる神秘よ)

   作曲:モートン・ローリゼン
   演奏:エローラ・フェスティヴァル・シンガーズ

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 ♪L'Enfance du Christ, Op.25(キリストの幼時)から
  The Shepherds' Farewell to the Holy Family
  (聖家族たちへの羊飼いたちの別れ)
   作詩・作曲:エクトル・ベルリオーズ
   演奏:チュークスベリー修道院合唱団

 ♪O Come, all ye Faithful(神の御子は今宵しも)
   作曲:ジョン・フランシス・ウェイド
   編曲:ピーター・ブレイナー
   演奏:エローラ・フェスティヴァル・シンガーズ

 ♪Corpus Christi Carol(コーパス・クリスティ・キャロル)
   作曲:ベンジャミン・ブリテン
   演奏:新ロンドン少年合唱団

投稿者 chorus_staff : 2010年12月10日 12:30

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