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少年少女合唱による「天満の市は」「こきりこの歌」
/Hark! The Herald Angels Sing(あめにはさかえ)
/ヴォーン・ウィリアムズ&ペルト宗教作品集

2010年12月17日

【新着情報 2010.12.17】
少年少女合唱による「天満の市は」「こきりこの歌」
/Hark! The Herald Angels Sing(あめにはさかえ)
/ヴォーン・ウィリアムズ&ペルト宗教作品集

こんにちは!みんなの合唱 更新情報です。

 今週は少年少女合唱の歌声から。
 「合唱のためのコンポジション」シリーズでも知られる間宮芳生さんの3作品は、いずれも無伴奏です。声の掛け合いがわらべうたの雰囲気を盛り上げ、声の揃った同声合唱特有のちょっと幻想的な世界も魅力的です。「烏かねもん勘三郎」は広島地方に伝わる歌。「お前の家が火事だから早く帰って水をかけろ!」「でも杓(しゃく)がないし、借りるお金もないし...」となかなかシビアな内容...。真っ赤な夕焼け空に向かって飛んでいくカラスを歌った歌なんだそうです。「天満(てんま)の市は」は関西で歌われている子守歌。天満をはじめ木津や難波といった現在もある地名が出てきて、川を進む舟の様子がゆったりと歌われます。高知に伝わる「シャシャブとグイミ」の「グイミ」は植物のグミのことで、「シャシャブ」もその仲間です。子供たちがグミの実を口に含んで種を飛ばす様子が、「プイッ!」という声とともに楽しく表現されています。
 もう1曲はおなじみ、廣瀬量平さんのアレンジによる「こきりこの歌」。世界遺産にも登録されている富山県の五箇山地域に伝わる歌で、「こきりこ」は竹の棒を短く切ってカチカチと打ち鳴らす楽器です。歌に出てくる「七寸五分」というと、一寸が大体3センチなので、20センチちょっとというところでしょうか。表拍ののんびりとした拍子は、これぞ日本の民謡という感じです。

 続いては今週もクリスマスの歌を。
 「Hark! The Herald Angels Sing」は日本では「あめにはさかえ」というタイトルで親しまれている荘厳な雰囲気の歌。「Ding, Dong, Merrily on High(ディンドン、ほがらかに)」は後半の「グローリア」の軽やかなメロディーラインがとっても印象的です。キリストを美しい実をつけるリンゴの木にたとえた「Jesus Christ the Apple Tree(林檎の木なるイエス・キリスト)」は、静かで敬虔な祈りの気持ちがじんわりと染みてくる歌です。

 最後は二人の作曲家による宗教作品集です。
 イギリスのラルフ(レイフ)・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958)の作品は、気品漂う音の中に時々ちょっとしたフックが見え隠れする、いかにもイギリス人らしい曲です。「Valiant-for-truth」は、17世紀イギリスのジョン・バニヤンが書いた「The Pilgrim's Progress」(邦題「天路歴程」)という作品に登場する人物の名前。この作品はキリスト教の教えを寓話の形で伝えるために書かれたもので、ほかにも「そのまんま」な名前の人がたくさん登場します。
 一方エストニアのアルヴォ・ペルト(1935-)の作品は、まるで心の深遠に沈み込んでいくかのような響きに耳を奪われます。「Kanon Pokajanen(カノン・ポカヤネン)」は、正教会の聖人「クリトのアンドレイ」によって著された聖歌で、正教の歌らしい重厚な音が響き渡ります。教会スラブ語という、ロシア語とはちょっと違った言葉で歌われます。「I am the true vine(わたしはまことの葡萄の木)」は英語で。新約聖書の「ヨハネによる福音書」からとられています。こちらは雰囲気が一転、穏やかな光が降り注ぐような美しい曲です。
 せっかくのクリスマス、いろんなタイプの宗教曲にもふれてみてはいかがでしょうか?

◇コラム更新情報

 週刊ブルーアイランド(青島広志氏)…12/15 UP

◇着うたフル更新情報

 ♪児童合唱(女声合唱)のための「五つのわらべうた」から
  烏かねもん勘三郎(広島地方わらべうた)
  天満の市は(大阪府わらべうた)
   作曲:間宮芳生

 ♪シャシャブとグイミ(高知県わらべうた)
   編曲:間宮芳生

 ♪こきりこの歌(富山県民謡)
   編曲:廣瀬量平

   演奏:名古屋少年少女合唱団

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 ♪Ding, Dong, Merrily on High(ディンドン、ほがらかに)
   伝承曲/編曲:デイヴィッド・ウィルコックス
   作詩:ジョージ・ラトクリフ・ウッドワード
   演奏:エローラ・フェスティヴァル・シンガーズ

 ♪Hark! The Herald Angels Sing(あめにはさかえ)
   作詩:チャールズ・ウェスレー
   作曲:フェリックス・メンデルスゾーン/編曲:ノエル・エジソン
   演奏:エローラ・フェスティヴァル・シンガーズ

 ♪Jesus Christ the Apple Tree(林檎の木なるイエス・キリスト)
   作曲:エリザベス・ポストン
   演奏:ワシントン・コーラル・アーツ・ソサエティ

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 ♪A Choral Flourish(Exultate justi)(賛美のコラール)

 ♪Valiant-for-truth(真理のために勇敢に)
   作詩:ジョン・バニヤン

 ♪Three Choral Hymns(3つの合唱による讃歌)
  Easter Hymn
  Christmas Hymn
  Whitsunday Hymn
   作詩:マイルス・カヴァーデイル

   作曲:ラルフ・ヴォーン・ウィリアムズ
   演奏:ケンブリッジ・クレア・カレッジ聖歌隊

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 ♪Nunc dimittis(ヌンク・ディミッティス)

 ♪Kanon Pokajanen(カノン・ポカヤネン)から
  Ode VII (Memento)(オードVII(メメント))

 ♪I am the true vine(わたしはまことの葡萄の木)

   作曲:アルヴォ・ペルト
   演奏:エローラ・フェスティヴァル・シンガーズ

投稿者 chorus_staff : 2010年12月17日 12:38

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