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男声合唱による「日本抒情歌曲集」から「早春賦」ほか
/シューベルト「ミサ曲第4番ハ長調」
2011年02月10日
【新着情報 2011.2.10】 男声合唱による「日本抒情歌曲集」から「早春賦」ほか /シューベルト「ミサ曲第4番ハ長調」
こんにちは!みんなの合唱 更新情報です。
今週はまず、林光編曲「男声合唱による『日本抒情歌曲集』」からお送りします。今回ご紹介する歌の原曲はいずれも大正時代に発表された曲ですが、今もたくさんの人に愛唱されています。
「早春賦」は大正2年発表。小学唱歌編纂委員会で作詞のトップを務めていた吉丸一昌(1873-1916)の詞に、当時まだ若手だった中田章(1886-1931)が作曲しました。「夏の思い出」などでおなじみの、中田喜直さんのお父さんですね。歌われているのはちょうど今ごろ、立春を過ぎて暦の上では春ですが、まだまだ寒い時期の様子です。「春」だなんて聞かなければ、こんなに心がそわそわすることもなかったのに…と、春を待ち焦がれる気持ちが軽やかなメロディーに乗って歌われます。
「浜辺の歌」は、作曲者の成田為三(1893-1945)が東京音楽学校(現・東京芸術大学)に在学中の大正5年ごろに書かれ、大正7年に出版されました。作詞の林古渓(1875-1947)は漢文学の先生をしながら、歌曲用の詞の創作もしていました。「早春賦」と同じ3拍子の流れるようなリズムで、小節の最後の短い音符がよりその流れをなめらかにしています。ゆったりした波のまにまに、昔の出来事や懐かしい人を思い出しながら、静かに浜辺を歩く姿が、やさしく描かれています。
「叱られて」は大正9年に少女雑誌「少女号」に掲載されました。この雑誌は「浜千鳥」で知られる詩人・鹿島鳴秋(1891-1945)が編集を手がけていて、彼に誘われて編集に加わった清水かつら(1898-1951)が「叱られて」を作詞しました。作曲は当時童謡の創作に力を注いでいた弘田龍太郎(1892-1952)。お使いや子守りなどをする子供たちに向けられた詩人のまなざしが感じられる、とても暖かく切ない歌です。
そして先月に続き、シューベルトのミサ曲をお届けします。
今回は第4番。19歳のときの作品(実際に演奏されたのはほぼ10年後)で、混声合唱にソプラノからバスまでの4人の独唱者を加えて、全体に華やかな雰囲気が漂います。でも先月ご紹介した第2番と同様、ごてごてした感じは全くなく、すっきりとした姿の美しい作品になっています。
1曲1曲も短く、しかもそれぞれが魅力的なメロディーに彩られているので、「宗教曲!」と思って構えずに楽しんでみてくださいね。
◇コラム更新情報
週刊ブルーアイランド(青島広志氏)…2/9 UP
◇着うたフル更新情報
♪男声合唱による「日本抒情歌曲集」(編曲:林光)から
早春賦
作詩:吉丸一昌/作曲:中田章
演奏:埼玉県立浦和高等学校グリークラブ
浜辺の歌
作詩:林古渓/作曲:成田為三
演奏:埼玉県立川越高等学校音楽部
叱られて
作詩:清水かつら/作曲:弘田龍太郎
演奏:埼玉県立川越高等学校音楽部
**********
♪Mass No.4 in C major, Op.48, D.452(ミサ曲第4番ハ長調)
Kyrie(キリエ)
Gloria(グローリア)
Credo(クレド)
Credo in unum Deum(われは唯一の神を信ず)
Et incarnatus est(聖霊によりて)
Et resurrexit(復活)
Sanctus(サンクトゥス)
Sanctus, sanctus, sanctus(聖なるかな)
Osanna in excelsis(いと高きところにホザンナ)
Benedictus(ベネディクトゥス)
Agnus Dei(アニュス・デイ)
Agnus Dei(神の子羊)
Dona nobis pacem(われらに平和を与えたまえ)
作曲:フランツ・シューベルト
演奏:イモータル・バッハ・アンサンブル
独唱:クラウディア・ラインハルト(Sop)
クリスティーネ・ヴェーラー(Alt)
ライムント・ムルナルシク(Ten)
トビアス・ベルント(Bas)
管弦楽:ライプツィヒ室内管弦楽団
投稿者 chorus_staff : 2011年02月10日 11:52
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