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三善晃「三つの抒情」/山本純ノ介「光葬」から
/シューベルト「ドイツ・ミサ曲」

2011年02月25日

【新着情報 2011.2.25】
三善晃「三つの抒情」/山本純ノ介「光葬」から
/シューベルト「ドイツ・ミサ曲」

こんにちは!みんなの合唱 更新情報です。

 今週はまず女声合唱から。「三つの抒情」は、三善晃さんの初めての女声合唱曲として半世紀前に生まれた作品です。中原中也の詩を挟んで前後に立原道造の2編の詩を配した3曲。二人の詩人の詩風はかなり対照的で、曲調もゆったりと静かな2曲と激しく短い1曲とが対比されています。一方でこの二人は活躍時期がほぼ同じ(大正から昭和初期)ということに加えて、若くして世を去っているという共通点があります。3曲ともどこか儚さ・危うさが漂っていて、早世の詩人たちの声が聞こえてくるような、とても味わい深い作品です。女声アンサンブルJuriによる奥行きのある演奏も必聴!

 次は混声合唱で、山本純ノ介さんの「光葬」から終盤2曲をお送りします。こちらの初演は1995年。宗左近さんの深遠で壮大な詩の世界が、まさに光り輝くような音に彩られています。演奏は、昨年の全日本合唱コンクールで13年連続金賞を受賞した東京工業大学混声合唱団コール・クライネス。例年百数十人のメンバーを擁する大合唱団ながらとても緻密なアンサンブルで、さざなみのように繊細なフレーズから鋭く刻み付けるパッセージ、そしてもちろんホールを満たす大音響まで、その歌声は変幻自在です。

 最後はシューベルトの作品から「ドイツ・ミサ曲」を。これはタイトルのとおり、ラテン語の通常文ではなく、ドイツ語の詩による祈りの歌です。詩を書いたヨハン・フィリップ・ノイマンの本業は物理学者。教会音楽の普及に熱心で、その一環としてシューベルトに作曲を依頼したそうです。詩の内容は通常文をそのまま訳したものではなく、曲調にもどこか民謡風な温かみがあって、独特の雰囲気。教会でのドイツ語の宗教曲の演奏が認められていなかったこともあり、教会音楽としては演奏されなかったものの、幅広い人たちに親しまれたのではないでしょうか。5曲目の「Zum Sanctus」は、歌い出しの「Heilig」(ハイリヒ、ラテン語のSanctus(聖なるかな)の訳です)をタイトルとして、愛唱曲などとして親しんでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

◇コラム更新情報

 週刊ブルーアイランド(青島広志氏)…2/23 UP

◇着うたフル更新情報

 ♪女声合唱のための「三つの抒情」
  或る風に寄せて(暁と夕の詩より)
   作詩:立原道造
  北の海
   作詩:中原中也
  ふるさとの夜に寄す
   作詩:立原道造

   作曲:三善晃
   演奏:女声アンサンブルJuri

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 ♪混声合唱組曲「光葬」から
  神の影 長老語る
  光葬

   作詩:宗左近/作曲:山本純ノ介
   演奏:東京工業大学混声合唱団コール・クライネス

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 ♪Deutsche Messe, D.872(ドイツ・ミサ曲)
  Zum Eingang
  Zum Gloria
  Zum Evangelium und Credo
  Zum Offertorium
  Zum Sanctus
  Nach der Wandlung
  Zum Agnus Dei
  Schlussgesang
  Das Gebet des Herrn

   作詩:ヨハン・フィリップ・ノイマン
   作曲:フランツ・シューベルト
   演奏:イモータル・バッハ・アンサンブル
   管弦楽:ライプツィヒ室内管弦楽団

投稿者 chorus_staff : 2011年02月25日 11:45

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