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モンテヴェルディのマドリガーレ集
&プーランクの室内楽付き歌曲

2011年03月11日

【新着情報 2011.3.11】
モンテヴェルディのマドリガーレ集
&プーランクの室内楽付き歌曲

こんにちは!みんなの合唱 更新情報です。

 今週は海外の作品のご紹介です。
 最初はイタリアの巨匠クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643)の作品を。「おおテセオ、私のテセオ」は、数ある彼の傑作の中でも特に有名な「アリアンナの嘆き」からの1編です。「アリアンナの嘆き」はギリシア神話のアリアドネとテセウスの物語。クレタ島の王様の娘アリアドネは、島の迷宮に住む怪物ミノタウロスを退治しにアテネからやって来たテセウスにメロメロ。テセウスは彼女にもらった赤い糸のおかげで、ミノタウロスを倒したあと無事に迷宮から脱出できました。アリアドネは島を出てアテネでテセウスと結婚しようということになったのですが、あろうことか途中のナクソス島で置き去りにされてしまいます。「おおテセオ、私のテセオ」は、去ってしまったテセウスの船に戻ってきてほしいと、浜辺でひとり嘆き悲しむアリアドネの姿が描かれます。
 ほかの3曲も、どれも情熱的なメロディーや身をよじるような不協和音が胸に迫ります。少し長めの曲ですが、ぜひじっくりと浸ってみてください。

 一方のフランシス・プーランク(1899-1963)の作品は、小編成の室内楽伴奏が付いた歌曲集です。
 「コカルド(リボンの結び目)」は20歳のときの作品。多彩な芸術活動で知られるジャン・コクトー(1889-1963)の詩がテキストになっています。どこか調子っぱずれな伴奏に、おどけたような、とぼけたようなテノールの歌声。崇高な宗教曲とともにプーランクが得意としていた、ウィットに富んだ雰囲気がたまりません!
 「マックス・ジャコブによる4つの詩」は「コカルド」の翌年の作品。マックス・ジャコブ(1876-1944)も、プーランクや先ほどのコクトー同様、20世紀初頭から前半のフランスの芸術シーンで大いに活躍した芸術家のひとりです。こちらは「コカルド」よりももっと変化球。木管楽器が中心の柔らかい音色の伴奏は、その音の雰囲気に反して落ち着き先のない不安定な和音を奏で続けます。バリトンの独唱も色々な音域を飛び交って、伴奏に翻弄されているようでもあり、また率先してカオスに突き進んでいるようでもあり…。
 コンクールなどでもとり上げられることの多いプーランク、何となくとっつきにくいなあと思っている人も多いかもしれませんね。この曲を聴けば、「あぁーこういう感じの人なんだ」と腑に落ちるかも?(もっとわけが分からなくなっても責任は負いかねます…!)

◇着うたフル更新情報

 ♪Lamento d'Arianna(アリアンナの嘆き)から
  O Teseo, o Teseo mio(おおテセオ、私のテセオ)
   作詩:オッタヴィオ・リヌッチーニ

 ♪Qui rise, o Tirsi(ティルシよ、美しいクローリが)
   作詩:ジャンバッティスタ・マリーノ

 ♪Misero Alceo(哀れなアルチェオ)
   作詩:ジャンバッティスタ・マリーノ

 ♪Presso a un fiume tranquillo(静かな川のほとりで)

   作曲:クラウディオ・モンテヴェルディ
   演奏:デリティエ・ムジケ

**********

 ♪Cocardes(コカルド(リボンの結び目))
  Miel de Narbonne(ナルボンヌの蜜蜂)
  Bonne d'enfant(子守り)
  Enfant de troupe(サーカスの子)
   作詩:ジャン・コクトー
   演奏:ジャン・ドレクリューズ(Ten)
       ティボール・ヴュー(Vn)
       ギィ・トゥーブロン(Tp)
       ジャック・モージェ(Tb)
       アレクサンドル・タロー(Perc)
       パスカル・ドラージュ(Perc)

 ♪Quatre poemes de Max Jacob(M.ジャコブによる4つの詩)
  Est-il un coin plus solitaire(もっと孤独になれる場所は)
  C'est pour aller au bal(舞踏会へ行くために)
  Poete et tenor(詩人とテノール)
  Dans le buisson de Mimosa(ミモザの茂みの中)
   作詩:マックス・ジャコブ
   演奏:フランク・レギュエリネル(Bar)
       フィリップ・ベルノルド(Fl)
       オリヴィエ・ドワーズ(Ob)
       マーク・バウアー(Tp)
       フィリップ・アノン(Fg)
       アンドレ・モワザン(Cl)

   作曲:フランシス・プーランク

投稿者 chorus_staff : 2011年03月11日 11:45

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