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/2010年・第63回全日本合唱コンクール全国大会から

2011年07月15日

【更新情報 2011.7.15】カンタータ「土の歌」
/2010年・第63回全日本合唱コンクール全国大会から

こんにちは!みんなの合唱 更新情報です。

 世代を超えて愛され続ける超定番曲「大地讃頌」。今週は、この「大地讃頌」を含む『カンタータ「土の歌」』をお送りします。
 「土の歌」は今から半世紀近く前の1962年、混声合唱とオーケストラによる作品として生まれました。土とともに生きる自然な人間の姿、それを脅かす原子爆弾の恐怖、平和への祈りなど7つの楽章から成り、「大地讃頌」はその終曲に当たります。
 作詩者の大木惇夫(1895-1977)は戦時中には宣伝班として従軍し、いわゆる「戦争詩」や「戦時歌謡」の作詞を数多く手がけました。戦後は「戦争協力者」の烙印を押され不遇の時期を過ごしますが、前線で戦争の姿を目の当たりにし、それを詩に昇華させていく中で、平和への願いを強く抱いていたのだと思います。
 「土の歌」には、こうした反戦の心情が随所に現れています。そして、そんな人間のいろいろな行為・営みを包み込む「母なる大地」をたたえるのが、終楽章「大地讃頌」なのです。
 特にオーケストラ版は、それまでに歌われてきたドラマの全てを浄化するかのような美しいイントロがとっても印象的!ぜひ、通して聴いてみてください。

 続いて昨年の全日本合唱コンクール全国大会から。今週は中学・高校部門に絞ってのご紹介です。
 中学校混声の部からは、三善晃さんの「地球へのバラード」の2曲。一見易しく実はとてつもなく奥深い谷川俊太郎さんの詩につけられた三善さんの曲は、音取りやリズムの難しさはもちろん、歌として表現する上での苦労があるように思います。そんな苦労を表に出さず、しなやかに耳と心に届く素敵な演奏ができるのは、中学生の皆さんの歌声ならではかも知れませんね。
 中学校同声の部は、高等学校部門以上の課題曲になっている「露営のともしび」と、同じ曲集から「贈物」です。例年多くの団体がとり上げる人気曲ですね。音色は高校生や社会人に比べるとちょっと幼さが残るものの、流麗な音運びは堂々とした印象さえ受けます。
 高校Aグループの団体はこちらも大変人気の「妻への挽歌」。持ち味の濃厚な声を活かして、みやびな音に織り込まれた深い悲しみを歌いきっています。
 高校Bグループの「ひとりぼっちの裸の子ども」は、中学混声の部と同じく谷川俊太郎さんの詩で、曲は同声の部と同じく高嶋みどりさん。ブルージィなサウンドが、谷川さんの詩をまた違った角度から味わわせてくれます。
 Bグループもう1団体はすでに30年以上にわたって全国大会金賞の栄冠に輝いている名門校!よく揃った音色とパートのバランス、そしてテンポや間(ま)の自在なコントロールなど、どれも50人を超えているとは思えないほど素晴らしいアンサンブルです。

◇コラム更新情報

 週刊ブルーアイランド(青島広志氏)…7/13 UP

◇着うたフル更新情報

 ♪カンタータ「土の歌」
  農夫と土
  祖国の土
  死の灰
  もぐらもち
  天地の怒り
  地上の祈り
  大地讃頌
   作詩:大木惇夫/作曲:佐藤眞
   演奏:東京混声合唱団
   管弦楽:東京交響楽団
   指揮:山田和樹

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★第63回(2010年)全日本合唱コンクール全国大会より

○中学校部門・混声合唱の部

 ♪混声合唱のための「地球へのバラード」から
  沈黙の名
  地球へのピクニック
   作詩:谷川俊太郎/作曲:三善晃
   演奏:福島市立福島第一中学校合唱部(福島県)


○中学校部門・同声合唱の部

 ♪アポリネールの詩による四つの無伴奏小品集「白鳥」から
  露営のともしび
  贈物
   作詩:ギヨーム・アポリネール/訳詩:堀口大學
   作曲:高嶋みどり
   演奏:岡崎市立矢作北中学校音楽部(愛知県)


○高等学校部門・Aグループ

 ♪女声合唱とピアノのための「二月から十一月への愛のうた」から
  五月のうた
   作詩:谷川俊太郎/作曲:寺嶋陸也
 ♪無伴奏女声合唱のための「炎の挽歌」
   ~万葉集巻第二柿本人麿の三首の挽歌による~から
  妻への挽歌
   作詩:柿本人麿/作曲:西村朗
   演奏:宮崎学園高等学校女声合唱団(宮崎県)


○高等学校部門・Bグループ

 ♪混声合唱組曲「愛のプロローグ」から
  ひとりぼっちの裸の子ども
   作詩:谷川俊太郎/作曲:高嶋みどり
   演奏:和歌山県立田辺高等学校合唱部(和歌山県)

 ♪女声合唱とピアノのための「二月から十一月への愛のうた」から
  五月のうた
   作詩:谷川俊太郎/作曲:寺嶋陸也
   演奏:福島県立安積黎明高等学校合唱団(福島県)

投稿者 chorus_staff : 2011年07月15日 12:06

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