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2011年09月30日

【更新情報 2011.9.30】ジェズアルド宗教作品集
/2010年・第63回全日本合唱コンクール全国大会から

こんにちは!みんなの合唱 更新情報です。

 今週はルネサンス期のイタリアの作曲家、カルロ・ジェズアルド(1566-1613)の宗教作品のご紹介です。ジェズアルドはおととしの全日本合唱コンクール課題曲でもとりあげられていて、ご記憶の方も多いかと思います。
 その特徴としてよく挙げられるのは、半音進行の多用による独特のサウンドです。この当時はまだ「調性」の体系がはっきりしていなかったとは言え、半音進行によって次々に変化していく和音や強烈な不協和音は、かなり刺激的だったのではないでしょうか。19世紀になるとワーグナーなどによって半音進行は広く認知されるようになりますが、今聴いても充分斬新なムードに彩られています。
 激しい感情はもちろん、静かで瞑想的な部分もとても印象的に描かれたジェズアルド・サウンド、一度聴いたらもうフツーのきれいな和音では満足できなくなるかも知れません!?

 続いては昨年の全日本合唱コンクール全国大会の演奏です。
 まずは中学校混声の部、歌うのはフィンランドの現代作曲家ヤーッコ・マンテュヤルヴィの「El Hambo」です。スウェーデンのフォークダンス「Hambo」に基づいた曲で、本来は3/4拍子のリズムを5/4拍子にして、よりいっそう楽しく軽快な雰囲気をかもし出しています。
 高校Aグループの「聖ビルギッタを讃えて」はスウェーデンのペール・グンナー・ペッテションの作品です。「聖ビルギッタ」は14世紀の聖人で、スウェーデンではとても崇敬を集めている女性です。彼女の優しさと強さを描いたという対照的な曲調の2曲を、伸びのある透き通った歌声で見事に演奏しています。
 職場部門はモンテヴェルディの「4声のミサ」を演奏。メンバーの年代の幅広さと30名弱という人数、そして職場部門ならではの連帯感が、とても親密で暖かいハーモニーを生み出しています。
 一般Aグループからは「永訣の朝」です。宮澤賢治のこの詩には何人もの作曲家が曲をつけていて、この作品は西村朗さんが男声合唱団から委嘱を受けたものです。同声三部なので男声でも女声でも歌えるこの曲、女声の演奏はその美しさがかえって悲痛な心情を際立たせ、胸を打ちます。

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/2010年・第63回全日本合唱コンクール全国大会から"

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2011年09月26日

週間ダウンロード総合ランキング【2011.9.20-2011.9.25】

こんにちは!みんなの合唱 週間ダウンロードランキングをお届けします。

 今回は上位にも同率が多数並ぶ混戦模様。1位の「証(あかし)」混声に続いて、2位には「僕が守る」混声のほか、「COSMOS」「心の瞳」「HEIWAの鐘」が順位を上げてきました。「COSMOS」は上位に2バージョンと16位に吹奏楽バージョンの合計3曲、また「心の瞳」は2バージョンで上位にランクインと人気です。
 先週新着からは、全日本合唱コンクール全国大会の演奏から、福島県立会津高等学校合唱団の「夕顔」(鈴木輝昭「源氏幻奏」から)がランクインしました!

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2011年09月22日

【更新情報 2011.9.22】
トスティの歌曲から「夢」「暁は光りから」ほか
/2010年・第63回全日本合唱コンクール全国大会から

こんにちは!みんなの合唱 更新情報です。

 今週も先週に続き、イタリアの作曲家フランチェスコ・パオロ・トスティ(1846-1916)の歌曲の数々をお送りします。
 今回の曲も、何れ劣らぬ名曲揃い!静かに優しく語りかけるような「理想」、激しく燃え上がるメロディーが印象的な「マレキアーレ」、切ない美しさが胸に迫る「夢」...さまざまな曲調の歌に、それぞれの魅力を湛えています。
 また今回は、同じくイタリアの作曲家でトスティの後の世代のピエトロ・マスカーニ(1863-1945)、ステーファノ・ドナウディ(1879-1925)の歌曲もお届けします。こちらもゼヒ聴いてみてくださいね!

 次は昨年の全日本合唱コンクール全国大会の演奏から。今週も、中学・高校部門から3団体の演奏です。
 中学校混声の部からは三善晃さんの名作「嫁ぐ娘に」。技術的にも内容的にも難易度の高いこの作品に、中学生の皆さんが真正面から取り組んだ歌声は感動的です。
 高校Aグループの自由曲は、現代ドイツの作曲家ジークフリート・シュトローバッハの作品です。聖母マリアを讃えるとてもポピュラーなテキストに付けられたこの曲は、ヒネリや激しい起伏があまりない分、自然と耳に溶け込んできます。凛とした端正な表情がとても印象的な演奏です。
 Bグループの自由曲は鈴木輝昭さんの作品。源氏物語に材を取った「夕顔」です。夕顔は、素性を伏せて光源氏と逢瀬を重ねた後、怨霊によって若くして命を落とす女性です。もろく儚げな響きを垣間見せる幻想的なサウンドが、夢見るような平安の世界へいざないます...。

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トスティの歌曲から「夢」「暁は光りから」ほか
/2010年・第63回全日本合唱コンクール全国大会から"

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2011年09月20日

週間ダウンロード総合ランキング【2011.9.12-2011.9.19】

こんにちは!みんなの合唱 週間ダウンロードランキングをお届けします。

 今回は、12日から昨日の敬老の日までのランキングです。
 「証(あかし)」混声は変わらずダントツの1位。2位から5位までは、前回と同じ顔ぶれがひとつ(またはふたつ)順位を上げています。6位には「旅立ちの時~Asian Dream Song~」が前回24位から大きくジャンプアップしてきました。
 2ヶ月ぶりのランキング復帰となる「あなたへ~旅立ちに寄せるメッセージ~」は8位と好調。「空駆ける天馬」「蒼鷺」「Let's search for Tomorrow」なども久々のランクインです。

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2011年09月16日

【更新情報 2011.9.16】
トスティの歌曲から「最後の歌」「セレナード」ほか
/2010年・第63回全日本合唱コンクール全国大会から

こんにちは!みんなの合唱 更新情報です。

 今週ご紹介するのは、イタリアの作曲家フランチェスコ・パオロ・トスティ(1846-1916)の歌曲集です。もともとはヴァイオリンに非凡な才能を発揮していましたが、20代の頃から書き始めた歌曲が人気となり、脚光を浴びるようになりました。
 イタリアといえば何といってもオペラの国。歌曲というとバロック時代の古典作品か民謡ベースの歌くらいで、あまり注目もされていなかったようです。そうした中で歌曲にこだわり追求し続けたトスティの作品は、ドイツなどの歌曲先進国のものと同じく、歌そのものがひとつの完成された世界を持っています。
 とはいえそのメロディーは決して難解なものではなく、どんな人の耳もとらえて離さない魅力にあふれています。特徴的な節回しや音の動きには、イタリアと聞いて思い浮かべる甘く情熱的なムードが満載!特に歌われる機会の多い「最後の歌」「四月」「セレナード」などをはじめ、一度聴けばすぐに憶えてしまえそうな、さらには自分でも歌いたくなってしまうような曲ばかりです。テノールならではの艶と力強さも、タップリとご堪能ください!

 続いては昨年の全日本合唱コンクール全国大会の演奏、今週は中学・高校部門の3団体をお届けします。
 中学校混声の部の団体が歌うのは、千原英喜さんに委嘱した「ヨハンネス福音之傅(よろこびのたより)」。ドイツ人宣教師カール・ギュツラフ(1803-1851)による聖書の日本語訳(しかも言葉づかいは江戸時代のもの)をテキストにしているという、これまた千原さんらしい独特の雰囲気をもった作品です。伸び伸びとした晴れやかな歌声も印象的。
 同声の部はキャラクターの違う2つの曲の組み合わせです。鈴木輝昭さんの「何が泣いただろうか」は、宗左近さんの童謡集に収められた詩に作曲されています。童謡集とはいえ、その詩は重層的で深遠。曲と演奏も、まるで何十枚も重ねた透明なガラスの中を覗き込むような、幻想的な響きが広がります。信長貴富さんの編曲による「一切朝花(ちゅっきゃりあさばな)」は、奄美群島の島唄(この地域で歌われている民謡)です。「朝花」は宴席などで最初に歌われる歌で、ご挨拶のようなものなんだそうです。「一切」はその短いバージョンといったところ。楽しさが伝わってくる軽妙な曲です。
 高校Bグループは厚みのあるサウンドが素晴らしい演奏です。80人を超える大所帯のうち、男声の人数は女声の約3分の1。でもしっかりした存在感とバランスの取れたトーンで、人数差を感じさせません。

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トスティの歌曲から「最後の歌」「セレナード」ほか
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2011年09月12日

週間ダウンロード総合ランキング【2011.9.5-2011.9.11】

こんにちは!みんなの合唱 週間ダウンロードランキングをお届けします。

 前回いったん退いた「証(あかし)」女声が再び2位浮上!1位をキープする混声版とともに、依然大人気です。3位は過去のNコン課題曲でもダントツ人気の「虹」混声で、前回と変わらず。18位には前回ランク外だった女声版と、さらに24位にパート別の男声パートも入っています。
 一方上位から下位にいたるまで、「HEIWAの鐘」「輝くために」「モルダウ」など、特集「校内コンクール&音楽会ベストソング!」でピックアップしている曲が再びランキングに登場。秋の音楽会シーズンに向けて、皆さんもゼヒご利用ください!!

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2011年09月09日

【更新情報 2011.9.9】
ジョン・ラター「マニフィカト」
/2010年・第63回全日本合唱コンクール全国大会から

こんにちは!みんなの合唱 更新情報です。

 今週も前回に続き、イギリスの作曲家ジョン・ラターの作品から。今回は「Magnificat(マニフィカト)」です。
 マニフィカトは、神によってイエスを宿された聖母マリアが、神への感謝を告げる歌。古典から現代まで、多くの作曲家によって作曲されています。ラターの作品はラテン語の原詩に英訳を随所に織り交ぜて、7つの曲から成る総演奏時間約40分の作品となっています。
 もちろんこの作品もラター節全開!1曲目「Magnificat anima mea」の軽快で楽しげなイントロ、それに続く印象的なメロディーは、まるで広々とした高原で踊っているかのような開放感にあふれています。4曲目「Et misericordia」ではソプラノ・ソロが登場。あまりにも清らかで優しいその歌に、涙腺を直撃される方も多いかも知れません。終曲「Gloria Patri」の後半では1曲目のテーマが再現され、明るく希望に満ちた雰囲気のうちにフィナーレを迎えます。
 魅力的なサウンドがいっぱいつまったラターの世界、前回の「Gloria(グローリア)」「Te Deum(テ・デウム)」も合わせて、どうぞお楽しみください!!

 続いては昨年の全日本合唱コンクール全国大会の演奏から、今週は高校・大学・一般部門です。
 高校A・Bグループが歌う女声の日本語課題曲2曲は、どちらもたくさんの団体が選曲しました。曲の空気も対照的なこの2曲、両団ともそれをしっかりした技術に裏打ちされた表現力で演奏しています。
 大学部門の自由曲「Ate Netsik(アテ・ネツィック)」は、「合唱のためのコンポジション」シリーズで知られる間宮芳生さんの作品。詩はエスキモーの笑い話の英語訳で、日本国籍をもつ作家C.W.ニコルさんによるものです。あざらしの天敵白くまは、真っ白い氷の上でもその黒い鼻が目立ってしまいます。だから鼻を手で隠して、あざらしに近付いて来るんだよ、というお話。とっても楽しい雰囲気の歌です。
 一般Aグループの「Ave Maris Stella(めでたし海の星)」は、ノルウェーの作曲家クヴェルノの作品です。伝統的な教会音楽の空気と現代的な響きが絶妙に溶け合い、ミステリアスなムードが漂います。
 Bグループは三善晃さんの「王孫不帰(おうそんふき)」。三好達治(1900-1964)の詩を元に、能の謡(うたい)をとり入れた旋律や激しい不協和音など、非常にインパクトのある作品です。

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ジョン・ラター「マニフィカト」
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2011年09月05日

週間ダウンロード総合ランキング【2011.8.29-2011.9.4】

こんにちは!みんなの合唱 週間ダウンロードランキングをお届けします。

 1位の「証(あかし)」混声は変わらず、一方2位には超定番「大地讃頌」が久々の復帰です。 「COSMOS」は平松混声の演奏に加え小金井市立緑中学校の演奏も上位に躍進、3バージョンでのランクインとなりました。このほかにも「時の旅人」「With You Smile」「青葉の歌」など、クラス合唱の人気曲が続々とランキングに復帰してきています。
 先週新着からは、全日本合唱コンクール全国大会から焼津市立港中学校混声合唱団が歌う「夏のえぐり」が上位にランクイン!真摯な歌声に心を動かされる演奏です。

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2011年09月02日

【更新情報 2011.9.2】
ジョン・ラター「グローリア」「テ・デウム」
/2010年・第63回全日本合唱コンクール全国大会から

こんにちは!みんなの合唱 更新情報です。

 今週はイギリスの作曲家、ジョン・ラターの作品をお届けします。
 ラターの合唱作品は大部分が宗教曲やそれに類するものですが、何といっても特徴はそのサウンドの親しみやすさ!!一度耳にしたら次の瞬間には口ずさんでしまうほど、シンプルでありながら心をつかむメロディーは、アマチュア合唱団を中心に高い人気を誇っています。(逆にプロからは「簡単すぎて...」と敬遠されることもしばしばだとか)
 今回ご紹介するのは金管アンサンブルとオルガンを加えた、華々しい輝きに満ちた2曲です。
 「Gloria(グローリア)」はミサ通常文による、3つの楽章から成る作品。心洗われる静かな祈りを第2楽章に置いて、前後の2つの楽章ではどちらも「vivace」(ヴィヴァーチェ:活発に・活き活きと)のわくわくする音楽が繰り広げられます。
 「Te Deum(テ・デウム)」は聖歌のひとつとされていて、「Gloria」と同様、神さまをほめまくる(?)歌です。元はラテン語ですが、この作品ではイギリス国教会による英語訳で歌われます。曲の最後の部分にはイギリス伝統の賛美歌を思わせるフレーズが現われ、壮麗さとともにとても暖かい雰囲気につつまれます。
 聴いていると自然と笑顔になってしまうような、そんな宗教曲を皆さんもゼヒお聴きください♪

 そして昨年の全日本合唱コンクール全国大会から。
 中学校部門の演奏曲は、は混声・同声ともに人気作曲家・信長貴富さんの曲です。混声の「夏のえぐり」は木島始さんの詩による作品。岡山の高校に通っていた17歳のとき、となりの広島で、被爆した同級生の看護をした鮮烈な記憶が描かれています。「コルシカ島の2つの歌」は地中海に浮かぶコルシカ島に伝わる歌を編曲した作品です。1曲目の哀切のメロディーや、2曲目のバグパイプを思わせるヴォーカリーズなど、独特の響きがとっても印象的です。
 高校Aグループの「Talvemustrid(冬景色)」はエストニアのヴェリヨ・トルミス作曲。太陽がほとんど昇らないエストニアの冬の冷たく神秘的な情景が、4つの短い曲の中に切り取られています。
 職場の合唱団が歌う「Ametsetan(夢見る)」は、作曲者ブストーの母国バスク(スペインにある自治州)の言葉で書かれています。重厚な和音や天を舞うような美しい旋律、祝祭的な雰囲気のリズムなど、さまざまな場面が展開する色彩豊かな作品です。
 一般Aグループからは課題曲「Ne timeas, Maria(マリアよ 畏れるな)」を。透明感のある美しい響きで統一されていながらも、各パートの輪郭も丁寧に彫り込まれた、とっても品のある演奏です。

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ジョン・ラター「グローリア」「テ・デウム」
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